時代は江戸からブラックホールへ
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第7週がアップされました。
ここから佳境に向かって話は進んでいきます!
さて、最近話題のブラックホール撮影のニュース。
テレビに出ずっぱりの本間希樹(まれき)教授は、水沢在住というから驚きです。
何が凄いかというと、世界8地点にある電波望遠鏡を一挙に動かして、
地球と同じ大きさのパラボラアンテナをつくり出し、
銀河系の中心にあるブラックホールを写したということだそう。
8個のうちの一つ日本の拠点が水沢の国立天文台なんだそうです。
その距離、約5500万光年。
これは、月面に置いたゴルフボールを地上から見たときの大きさだそうで。
5500万光年ということは5500万年前の姿だというから、
江戸時代の人もビックリでしょう。
さてさて、あと2週間もすると元号が『令和』に変わります。
第36代の天皇・孝徳天皇の大化から数えると248番目の元号だそうです。
あれ? 次の天皇は126代です。
36代から始まったとして、90番目の元号では?
そうなんです。昔は一皇一元号では無かったんです。
大火や疫病が発生すると、縁起を担いで元号を改めていたんです。
早いものでは2ヶ月で変わったとか。
ちなみに、いけころしの時代は1828年。元号は『文政』です。
今からさかのぼること191年前。
ん? 意外と最近……
だって、今や時代は人生100年時代ですよ。2周分でお釣りが来ちゃいます。
実は、時代劇の主な時代はこの文政なんです。
なぜかというと、文政は川柳、滑稽本、浮世絵、歌舞伎……etc、と。
今に続く江戸の庶民文化が繁栄した時代なんです。
化政文化とも言われ、太平の江戸の象徴的な時代と言えます。
その後、徳川斉昭(なりあき)が水戸藩の家督を継いで、
これがヤンチャな殿様で、
徳川のお世継ぎ問題(自分の子、慶喜を将軍にしたい!)と、
日米との不平等条約締結などが相まって、
時代は混沌とした幕末に進んでいきます。
そういう意味で、物語りで描かれる江戸時代は、
文政と幕末で大きく二つに分けられるんですね。
ちなみに、拙著『天下にきらら』の時代は文久。
幕末の真っ只中です。
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