なぜ天日に干すの? お米の話

そろそろ稲こき(脱穀)だなー、と思ってる時にやられました。
ウチは家で食べる米はコンバインを使わず、天日干して自然乾燥するんですが、
台風19号の強風に煽られ、ほぼ8割がた倒されました。

まあ、台風で倒されることは、想定内なので、
それ自体は、大したことじゃないです。
自然が相手ですから。

えっさえっさと、落ちた稲をもう一度積み直すこと二日間……。
ようやく元通りになりました。

が、しかし。
11月になろうとしている現在も、
米が収穫できていません。

なぜか?

米が乾かないんです。

米はある一定の(確か15%)水分含有量にしなければなりません。
水分量が多いとカビやなんかで劣化しやすくなるので。

現在。一般的な農家はコンバインで稲刈りと脱穀を一緒にやり、
その後、乾燥機で収穫した籾を機械乾燥して出荷します。

でも、ウチは。
昔ながらのやり方で、稲刈りをした後、
その稲を天日に干して自然乾燥します。

機械乾燥と自然乾燥では、歴然と米の味が違うので。

米は熱を加えられることを嫌います。
コンバインでの収穫だと、
籾を乾燥させるのに一回、
米を精米するのに一回と、
計2回、熱にさらすことになり、
そのたび、味は落ちていきます。

自然乾燥だと、精米するときに一度だけで済みます。
今は精米技術も進化していて、
精米機を選べば、ほとんど熱を加えられることなく精米することができ、
結果、ほぼ無加熱で精米することがきるんです。

でもね。
手間はかかるし、時間はかかるし。
で、今年は台風19号以降も台風が来たりで、
全然、乾かなーい!

去年は長雨の日照不足で不作だったもので、
今年はいいかなーと思っていたのですが。

今週は天気が良さそうなので、
週末できるかな……。
最悪、叔母の実家で乾燥機にかけるかもしれませんが……。

毎年、お米を送っている人たち!
もうすぐ送るから、もうちょっと待ってて!!

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いけころし ~伊達男捕物帳~

いけころし~伊達男捕物帳~
著:吉田真童
毎週水曜更新

1828年の江戸を舞台に描く捕物帳シリーズ。
臨時廻り同心の万五郎と雲助の久四郎という、生きる世界が全く違う二人が悪人を捕まえる。生かすも人、殺すも人、しかしそれを裁く人間が真の正義を知っているのだろうか? 二人は模索しながら反発し時には協力し、それぞれの正義に従って悪を成敗する。