時代劇ヒーローを偉い順に並べてみた

第6週がアップされました。

今回は密偵の次吉が登場します。

ところで皆さん、時代劇を読んだり観たりしていて、こう思いませんか?

同心とか御家人とか岡っ引きとか、
みんなチョンマゲで刀差してたり差してなかったりだけど、
誰が上で誰が下で一体なのよ!? って。

ということで、今日は有名な時代劇ヒーローで上下関係を説明しようと思います。


将軍   8代将軍・徳川吉宗(暴れん坊将軍)
大老
老中
若年寄

諸大名(それぞれの藩の藩主)

旗本   北町奉行・遠山左衛門尉景元(遠山の金さん)
旗本   火付盗賊改方・長谷川平蔵(鬼平犯科帳)
旗本   無役・早乙女主水之介(旗本退屈男)

与力
同心   中村主水(必殺仕事人)   ←万五郎
御家人  松平斬九郎(御家人斬九郎)

—–以下、民間人—–
御用聞き 半七(半七捕物帳)、銭形平次(銭形平次捕物控)
素浪人  (三匹が斬る!の)殿様や千石
密偵   おまさ、五郎蔵(鬼平犯科帳)←次吉


水戸黄門の水戸光圀は徳川家康の孫で4代将軍・綱吉の時代の副将軍です。
劇中では、副将軍の座を降りているので、”ご隠居様”と呼ばれています。

旗本以上は、”殿様”と呼ばれます。
「お主も悪よのう」の悪代官も主に郡方(税務)の旗本で、旗本の中では最下級。
権力と仕事量の割には、禄が安かったから魔が差した、と考えるのは優しすぎますかね(笑

武士は食わねど高楊枝とか、武士なのに傘張りの内職をしている。
よくあるステロタイプに描かれる武士は、御家人です。
有事に備えた兵隊だったので、太平の江戸時代では出番がありませんでした。
おまけに禄(給料)も安い。
食っていけなかったんですけど、プライドだけは高かったということを物語っています。

時代劇で定番の主人公、御用聞き。股引を履いて十手を持ってるやつです。
岡っ引きとか目明しとか、呼び方も様々です。
前の記事でも書きましたが、彼らは民間人で専業ではありませんでした。

で、今回登場の次吉ですが密偵です。
いわゆる情報屋とか協力者とか呼ばれる人たちですね。
鬼平犯科帳のおまさとか五郎蔵とか、五鉄で平蔵を囲んでる人たち、
というとイメージしやすいですかね。
ちなみに、現代でもこういう協力者は実在します。

どうでしょう。なんとなく分かりました?

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