メガネのJINSはもっと宣伝した方がいい

この時期になると、サングラスが欲しくなります。
でも、毎年躊躇し、結局買いません。
私のような、ド近眼さんは気安くメガネを買えないからです。

小5からメガネをかけている私は、視力0.1以下のド近眼です。
分かりやすく言うと、キテレツ君に出てくる勉三さんです。
正面から見ると普通のクリアなレンズですが、
真横から見ると、レンズが渦を巻いているのが分かります。

去年だったか、メガネが合わなくなってきたと思い、
眼科に新しいメガネの処方箋を作りに行きました。
先生からは、
「このままこの処方箋でメガネを作ってください」
と言われました。

いや、見えにくいんですけど……。
「それは、老眼だね」

ガーン……。

「視力は低下してないから安心して」
いや、フォローになってません……。

そんなこんなで、健康体の私ですが、
唯一といっていいほど、眼のことは難儀します。

最近では、メガネの世界も価格破壊が起こり、
昔のように、高級品では無くなりつつあります。

でもね。それは、メガネはあったらいいけど、かけなくても生活できる。
って人の範疇なんです。

絶対メガネがなきゃ生活できない人は、その範疇から逸れます。

なにがネックになるか。
それはレンズの厚さ。

度数が高くなると、当然、レンズは厚くなります。
で、フレームに納まらなくなります。
(無理に納めようと思えば、できないことはありませんが、かなり不格好です)

で、それを解消するため、非球面レンズという薄く加工されたレンズを選びます。
屈折率があり、1.60、1.67、1.70、1.74となり、
屈折率1.74が一番薄く、超非球面レンズと言われるやつです。

私のようなド近眼は、当然、1.74非球面レンズの一択。
他の選択肢はありません。

しかし、高い。
オプションで選択すると、メガネの値段は跳ね上がります。

数年前から、○万円堂とか○○市場とか、
追加料金なしってメガネ屋も出来て、普段使うメガネはそこで作ってました。

でも、度入りサングラスは追加料金無しのメガネ屋さんでも、
追加料金が発生します。
1.74非球面レンズで度入りサングラスだと、最低でも2万5千円です。

キツイ……。
だって毎日使う物じゃないし。

とある日。私は、JINSの脇を通りました。

メガネのフレームには、
レンズフレームセットで、5000円、8000円、12000円の値札が。

まあ、サングラス欲しいけど、この値段じゃ買えないよな……。

私は、声をかけて来た店員さんに、
答えは重々承知していましたが、あえて聞いてみました。

私のようなド近眼さんがJINSさんで度入りサングラスを作るとおいくらですか?
お高いのは分かってますけどね!

「度入りメガネに色を入れるとプラス3千円ですね」

ん、いや、話が伝わってない……。

1.74の非球面レンズ以外選択肢の無い私が、レンズに色を入れるとおいくらなんですか?
って話なんだけど……。

もう一回聞いてみる。

と、返答は、
「はい、この8千円のフレームですと、色を入れてプラス3千円なので、1万1千円プラス税です」

は!?

「JINSはどの薄型レンズを選択しても追加費用無しですから」

マジでか!
じゃあ、作っちゃうよ!!

常に処方箋を画像にして携帯に入れている私は、
視力検査から初めてなんて、回りくどいことはしません。

処方箋を提示して、お金を払って終わりです。
ものの10分で済みます。

いいの? 本当に作っちゃうよ。
あとで、やっぱり追加費用とか無しだからね!

店員さんは、
「ただし……」

ほら来た、でしょ!?

「お時間がかかります。店舗に在庫の無いレンズなので一週間ほど」

そんなことはどうでもいい!
サングラスなんだ、今すぐ必要なものじゃない。
一ヶ月待ちますって言われたって平気だ。
ただし、1万1千円プラス税以外、ビタ一文出す気はないがな。

「じゃあ、こちらへ」
と、店員さん。

あとで、聞いてみるとJINSは日本一レンズを仕入れている企業なんだとか。
大量仕入れで、値段を抑えることができるんだということでした。

いや、もっと宣伝したほうがいいですよ。JINSさん。

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いけころし ~伊達男捕物帳~

いけころし~伊達男捕物帳~
著:吉田真童
毎週水曜更新

1828年の江戸を舞台に描く捕物帳シリーズ。
臨時廻り同心の万五郎と雲助の久四郎という、生きる世界が全く違う二人が悪人を捕まえる。生かすも人、殺すも人、しかしそれを裁く人間が真の正義を知っているのだろうか? 二人は模索しながら反発し時には協力し、それぞれの正義に従って悪を成敗する。